もう一つのアンディ物語(長文です)

黒ラブアンディは幸せな家族ができて良かったんですがうちにはもう1頭アンディがいる事はもうご存知ですよね
今日はそのアンディのことを詳しく書こうと思います

アンディはもともと野良犬のようでした
ある日アンディの保護主であるSさんが自分の犬の具合が悪くなってお山の病院に行く途中の峰の茶屋の看板の所で座り込んでいる犬を見つけました
その当時行方不明の柴犬を必死で探している人がいてチラシがあちこちに張ってありました
Sさんはその犬と勘違いしてアンディを保護してもらうべく保健所に連絡しました
でも柴とは似ても似つかない雑種の犬。。。
結局保健所預かりになったのですが飼い主が見つかりませんでした
Sさんはこのままでは殺処分になる、自分が通報したばかりに命を絶ってしまってはいけないと思い保健所から引き出しました
でもSさんはとても多忙な方で軽井沢でお店をやったり東京で仕事をしたりで行ったり来たりの生活
そのうえ猫の保護活動もしています
保護したものの自分で飼えないという現実
困って知り合いに相談し一時ホテルに預けようと言うことになりうちにやってきました

当時のアンディ(その時はまだ名無しのごん米)は元気だが人に対して攻撃的で警戒心の強い犬でした
うちも果たしてこの子に新しい飼い主が見つかるのか疑問でしたがSさんがしっかりしていらしてホテルの費用も払っていただけることになったので取り合えす預かって様子を見る事になりました
でもやはりホテルの部屋に入れるのも一苦労
ご機嫌が悪いと威嚇するし噛もうとします
もともと外で飼われていたのか部屋住まいはどうも落ち着かないらしいのだがSさんの意向もあってなんとか1カ月ほど部屋暮らしをしましたがやっぱりこれではストレスになると言うことで外に出すことにしました

最初は厩で飼ってみたものの人が多く出入りする我が家ではお客様に噛みつくと困るので結局厩の裏に犬小屋を置いて飼うことにしました
これは人の目も気にしないし馬が時々首を出して相手をするらしく落ち着いて暮らせるようでした
夏が過ぎ冬は山羊のために作ってあった小屋に犬小屋ごと移動してもらいました

そうこうしているうちに1年たち2度目の冬がきました
ある日いつものようにドッグランに出そうとした駒パパが(この時までアンディの世話は駒パパの係でした)
「アンディが立てなくなった!」とあわてて呼びにきました
みると頭が傾き目もうつろになっていたのであわてて病院に行きました
前庭疾患で眼賑が現れ立つことができなくなってしまったのでした
でもこれはステロイドでほとんど改善できました
それまで冬も外飼いだったのですがこの時から冬はホテルの2階の部屋に移りました
このあたりになると駒パパや娘、ワタシの事は理解できるらしく抱っこすることもできるようになっていました
ただし、いきなりはダメでまず鼻先に手を持っていき確認させてから触るようにしていました

もともと後ろ足に何らかの衝撃を受けたことがあるのかフラフラとした歩き方をする犬でしたがドッグランでは気ままにあちこち行っては匂いをかいだり気ままに寝転がってみたり自分のしたいように暮らしているようにみえました

まる2年が過ぎた頃アンディの左前足に異常が出ました
うまく力が入らず3本足で歩くようになったのです
もう目はほとんど見えず耳もよく聞こえず唯一残った鼻もだんだん効かなくなってきていました
10月の嘱託試験が終わったらホテルの部屋に移す予定でした(いつも車に積んでいる超特大ケージを使うので試験までは移動できなかったのです)
しかしその少し前から便が細くなり食欲も落ちてきました
そこでSさんと相談し缶詰の高栄養フードに替える事にしました
これは1カ月に1万5千円くらいかかります
フードを替えると便の状態もよく食欲ももどりました
11月になりホテルの部屋に移動させるとしばらくして急に下痢と吐き気に襲われてしまったので病院に連れて行きました
検査の結果、腎臓の機能が低下して脱水症状を起こしていたのです
それから私がリンゲルを輸液することになりましたが日1日とアンディは痩せて行っています

アンディは今命のともしびが消えようとしているようです
もう寝たきりです
食欲も元気な時のようにはありません、わずかに食べるだけです
年齢も分からないからこれが普通の老いなのか過去の病気によるものなのかは分かりません
今の状態はアンディにとっていいのかどうかも分かりません

ただこの子はなぜか縁があってうちに来ました
Sさんが保護しなければ保健所で間違いなく殺処分でした
里親を探した時期もありましたが人に慣れず時間がかかるためあきらめました
うちで最後まで看取る。。。そうなんとなく決めていました
それでもSさんから預かり代をいただいていたのは保護した人の責任
保健所にいる全てのわんこを救うことはできない。。。まして噛みつく犬は間違いなく。
でも犬に寄り添う事、気長に付き合う事で心を通じ合う事も出来る(はたしてどこまで通じてるかは分からないけど)
そういう事を教えてくれたのはアンディ。。。君だよ

アンディ、このうちに来て少しは人を信用しても悪くないって思ってくれたかな
何年生きてきたか分からないけどちょっとは幸せだったかな

そんな事を思いながらやせ細った体をふいてやりおむつを替えてやる毎日です


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前庭疾患で傾いている頃のアンディ



願わくば苦しまないで静かに命のともしびが消える事。。。それをそっと見守りたいと思います


コメント

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imoanさん

本当にそうですね
アンディをみてると人もこんな風になっていくのかとちょっと考えさせられます

うにまいすさん

以前にう~に~ちゃんが眼賑出た時の記事を読んでいましたのでそんなに心配していませんでした
先生の説明にもよく分かったので「医療関係の方ですか?」なんて言われましたよ
アンディは思ってる以上に高齢なのかもしれませんね
うにまいすさんも輸液されていたんですね
やはり効果があるのでしょうか
ただやってる最中にう~~んう~~んと唸ってるのでどこか不快なんじゃないかと心配になります
「かさかさになるよりは・・・」そうなのかもしれませんね


ゆずにお祝いありがとうございます
シニアって感じがあまりしないけどそう言えばずいぶん落ち着いちゃったかも・・・

No title

長生きしてほしいけれど、痛い・辛い・苦しい思いはさせたくないですね。
心穏やかに過ごしてほしいです。

No title

う~に~も13歳、14歳で前庭疾患やりました。
長寿の証拠だそうです(笑)
アンディくんもだいぶお年寄りなのかも知れませんね。

うちのまいすが腎不全ですが、ひどくなるとずっと気持ち悪い状態だそうで、それで食欲もなく吐いたりするそうです。
まいすも週に1度くらい皮下補液しています。
食べられないのはしかたなくても、脱水になるのは辛いだろうから、補液だけでも少しは楽になるのではと思います。
おうちで補液を続けて、穏やかに天寿を全うできるといいですね。

う~に~も何も食べなくなってからも、家で補液だけは続けました。
それがいいのかどうか?と悩みましたが、渇いて死ぬよりはいいのではないかと思いました。
アンディ君も、う~に~のようにだんだん力尽きていくのかも知れませんが、ゆずママさんのところに来て幸せだったと思います。

たいへん遅れましたが、ゆずちゃん7歳おめでとう!!
7歳からシニアって考えると、犬の一生は本当に早いですね。
だけどう~に~から見たらまだまだ半分以下ですよ(笑)
たくさん楽しんで元気にこの1年を過ごしてね。